低気圧と体調不良

毎日雨が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。雨が好き、という方は多くないかと思いますが、私は雨の日は時間がゆったり流れているような気がして嫌いじゃないです。外出は大変ですが、せっかく涼しいですし、窓際で雨音を聞きながらのんびり読書をしたりコーヒーを飲んだりするのもいいですね☆
ニュースによると、今日で東京の雨は15日連続となり、1977年以来40年ぶりの異常気象のようです。雨は恵みの雨とも言われますが、低気圧になると頭が痛い、だるい、など何かしらの体調不良を感じる方も多いそうですね。
私が小学生のころ、「今日は雨が降るから傘を持っていきなー」と声をかけてくれるお隣のおばちゃんがいたのですが、その方いわく「膝の痛み具合で天気がわかる」そうです。そして、その天気予報は大体当たっていたので、人間の体ってすごいなーと今更ながら思い返しています。
私も台風など急激な低気圧になると頭痛を感じることがあり、前々から気になっていたいたので、低気圧と体調不良の関係について調べてみました。

まず低気圧では、周囲との気圧差により中心に向かって空気が集まり上昇気流が発生しますが、気圧が低くなると普段体を押さえつけている圧力が低下し、体を地面に押し付ける力が弱くなります。そうすると、気圧の低い飛行機内でポテトチップスの袋がパンパンになるように、人の体も膨張し、血管が拡張するそうです。この体の膨張が血流低下や神経の圧迫を引き起こし、浮腫みや頭痛につながることがあると。また、どんよりした見た目や暗さにより副交感神経が活動し休息モードになったかと思うと、血管拡張により下がった血圧を元に戻そうとして交感神経が働いたりと自律神経系が乱れるため、様々な体調不良を感じることがあるそうです。
低気圧で体が膨張する感覚はないですし、そもそも自律神経の調整は自然に行われているので全然気づきませんでしたが、天気の変化によって体の中では色々なことが起こっているんですね。そういえば当たり前のことですが、暑いと熱を放出しようと汗をかきますし、寒いと体を温めようと鳥肌が立ちますが、私たちが意識しなくても体はちゃんと環境に適応しようと毎日頑張ってくれているんですね。
今は便利でクーラーも暖房もあるし、普段の生活の中で意識することは少ないですが、人間も地球に生きる生物として、生まれながらに自然調節能が備わっているなんて、改めて考えてみるとなんだが神秘的で素敵です。
科学技術の発展で今はクローンも作れる時代ですが、それでも、人はまだ虫一匹何もないとろこから作り出すことはできない、それほど生命はすばらしく神秘に満ち溢れている、と学生時代ある教授から聞いたことがありますが、やっぱり自然は偉大で、私たちはその偉大な自然に生かされているんですね。
なんだか低気圧から一転話が壮大になってしまいましたが、今日は終戦記念日ですし、命の大切さに心を馳せつつ、周囲と、自然と溶け合って穏やかに、平和を守って暮らしていきたいなと改めて感じた日でした。